
地域資源を生かす挑戦ー
バイオ発電所から広がる循環型社会への一歩
VOICE
03
スミス ポール 健一
SMITH PAUL KENICHI
三和電気土木工事株式会社
GE事業部 笠岡営業所 主任
日本で初めて導入された機械が複数あり、
稼働当初はうまくいかないことも多かった。
私は地元の酪農牧場で勤務していましたが、現在は「かぶとバイオファーム発電所」のスタッフとして、主にメンテナンス業務を担当しています。この発電所には、日本で初めて導入された機械も複数あり、稼働当初は想定していた発電量に達しないなど、うまくいかないことも多くありました。しかし試行錯誤を重ねた結果、今ではシステムも安定し順調に稼働しています。この発電所では、原料である牛ふんと希釈水の投入、攪拌の配分などによって発電効率が大きく変わるため、日々の細やかな調整や気配りが欠かせません。


日本のエネルギー問題を解決するために、
2025大阪万博にブースを出展。
この「かぶとバイオファーム発電所」をより多くの方に知っていただくために、2025年4月、大阪万博の大阪ヘルスケアパビリオンにて紹介ブースを出展しました。その後、国内外から多くの問い合わせをいただき、畜産が盛んな地域では同様の課題を抱えていることを実感しました。日本はエネルギー資源の多くを海外からの輸入に頼っている国です。だからこそ、こうしたバイオガス発電のような循環型のエネルギーシステムがより普及するとともに、地域の中で資源を再利用する社会が広がっていくことを願っています。

発電の副産物である液肥、堆肥を利用して、
高品質な野菜づくりに挑戦。
また、発電の過程で発生する液肥や堆肥を活用し、施設周辺の畑では玉ねぎやキャベツなどの野菜栽培の実験も行っています。水分量や肥料の配分を調整することで、味の良い野菜が育つこともわかってきました。家畜の飼料となるトウモロコシやサトウキビの栽培にも注力しており生育具合も順調です。発電所から生まれる副産物を活かした「おいしい野菜を育てる肥料づくり」にも挑戦していきたいと考えています。
